中年もっくんの投資と闘病の話

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SBIソーシャルレンディング 2019年4月の実績

こんにちは、中年もっくんです。

 

今年からSBIソーシャルレンディングにてソーシャルレンディングを始めました。正直、素人が手を出してもいいのか分かりません。危険な匂いがプンプンします。でも何事も実体験が重要です。取りあえず20万円だけ出資して様子を見ています。毎月配当があるので、配当の実績を記事にしようと思います。

 

 

ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングとは「お金を借りたい人」と「お金を投資したい人」をインターネットを通じて結びつけるサービスです。サービス事業者はインターネットを活用し、個人投資家から資金を集め、その資金を原資として、企業に貸付けを行います。そのため、ソーシャルレンディングは、貸付け型クラウドファンディングと呼ばれることもあります。

企業は主に不動産や再生可能エネルギー事業などの新しい事業を行っています。毎月の返済時に、あらかじめ決められていた利率の利息を上乗せして返済を行います(毎月、利息だけを払って最後に一括で元本を返済する場合もあります)。この上乗せされた利息を個人投資家とサービス事業者が分け合うことで、投資家は資産をふやすことができ、サービス事業者は利益を得ることができるとのこと。

ソーシャルレンディングの最大の魅力は何といっても利回りの高さです。サービス事業者やファンドによってそれぞれ違いはあるものの、5~10%の高金利です。定期預金や日本国債など他の金融商品と比較してみても、かなり魅力的な利回りですね。

また、ソーシャルレンディングはパフォーマンスも安定しているようで、融資先の企業が貸し倒れを起こさない限り、投資元本が減少することは、ほとんど無いようです。ホントかな? 投資初心者であっても経験者であっても投資パフォーマンスにほとんど差が生じないのが、ソーシャルレンディングの魅力だそうです。

以上がソーシャルレンディングのメリットです。ですが、企業はなぜ銀行からの融資ではなくて、個人から高金利(5~10%)の融資を受けるのでしょうか?その理由の一つはリスクの高さではないでしょうか。要は、銀行が手を出さない危険な案件の可能性があります。実際に返済遅延は多発しているようで、貸し倒れもあるようです。危険なサービス事業者もあるので、業者選びには注意が必要です。金融庁のHPでも注意を呼びかけています。 

また、投資家がソーシャルレンディングサービスで投資をする場合、融資先情報が匿名化されているという問題があります。サービス事業者がどこに出資しているのか、予定通りの企業に出資しているのか、個人投資家はそれを知ることができません。”闇鍋”と表現するブロガーもいらっしゃいます。そのため、下記のような詐欺まがいの行為も起こっています。しかし、金融庁もこれではマズいと考え、投資者への情報開示の拡充を図っているようです(金融庁HP, III情報開示について)。

 

行政処分を受けたサービス事業者

東京商工リサーチのHP(2019年01月30日)には「行政処分や延滞が多発のソーシャルレンディング 顧客保護のルール作りが急務」と題して以下の記事が掲載されています。

お金を運用したい個人投資家と資金需要がある企業をマッチングするソーシャルレンディング(SL)。ところが、ファンドの利払い延滞が多発し、未熟な管理態勢や虚偽表示などで行政処分を受けるケースも目立つ。業界最大手のmaneoマーケット(株)(TSR企業コード:297202863)が募集したファンドでも元本総額200億円超の利払いの延滞が発生し、他のSL業者でもファンドの延滞が起きている。この2年間で、(株)みんなのクレジット(現・(株)スカイキャピタル、TSR企業コード:014882639)、ラッキーバンク・インベストメント(株)(TSR企業コード:300559828)、maneoマーケットなど、SL業者6社が相次いで金融庁から虚偽表示や投資者保護などの法令違反で行政処分を受けた。行政処分が相次いだ仮想通貨交換業者と同様、SL業者も金融の仕組みのルールを逸脱し、行政処分が多発している。 貸金業登録の制度上、SL業者は借り手の特定につながる情報を非開示とし、投資家は不十分な情報で投資している。金融庁などは投資家被害が生じる悪質な事例があり、借り手情報の公開などを検討している。SL業者は透明性の高い制度作りに、積極的に取り組むことが必要だろう。ある投資家は、「仮想通貨と同じ状況」と話す。投資家から資金を集めて急成長した後、問題が発生し投資家が被害を受けるケースが仮想通貨交換業者で目立っていた。この構図はSL業者も同じで、誤解や虚偽表示が多い。ラッキーバンク・インベストメントは金融庁の行政処分で、「投資判断に重要な判断を及ぼすと認められる担保評価について、誤解させる表示を行った」と認定された。1月21日、虚偽説明で損害を受けたとして、投資家が東京地裁にラッキーバンク・インベストメントを提訴する事態に発展した。同社は東京商工リサーチ(TSR)の取材に対し、「コメントすることはございません」と述べた。

業界最大手のmaneoマーケットですら上記の状況です。投資家から集めたお金の一部(5,000万円)をグループ企業経由で政治家(元環境相のH氏)に資金提供したという報道もされています。同じ5,000万円で猪瀬氏は都知事を辞任しましたが、H氏は国会議員を続けていますね。なんなんでしょうね。

みんなのクレジットでも、明らかな詐欺行為が行われ、被害者の会が設立され、集団訴訟も起こっています。なので、サービス業者選びには注意が必要です。

 

SBIソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディングは、住信SBIネット銀行やSBI証券でおなじみのSBIホールディングスのグループ会社です。その他にも以下のサービスを提供しています。

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大手SBIグループが運営しているだけあって安心感があります。運営会社が破綻するリスクは極めて低いので、リスクを抑えたい人にはおすすめの事業者です。自分もソーシャルレンディングを始めるにあたり、いろんな業者を調べましたが、SBIソーシャルレンディングは比較的リスクは少なそうです。さすがに詐欺まがいの行為は無いでしょう。ただし、利回りは他社より低めです。

 

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SBIソーシャルレンディングの主な取り扱い案件

 SBIソーシャルレンディングで取り扱っている案件は以下の通りです。 

 

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不動産担保ローン事業者ファンド

SBIソーシャルレンディングで一番実績のあるファンドで、不動産を担保にローン事業を行う事業者に貸し付けを行います。予定年間利回りは3.0~5.0%と他のファンドと比べて低めで、リスクも低く、過去に返済延滞やデフォルトはありません。

 

不動産担保ローン事業者ファンドPlus

オーダーメイド型ローンファンドで、HPには、”「不動産を担保にローン事業を営む事業者」向けのファンドです。 本ファンドは、通常のSBISL不動産担保ローン事業者ファンドでは対応しきれない資金需要があった場合に募集を行います。 ”とあります。普段は3.0~5.0%の利回りを設定している事業者への融資を6.5%で行えるのでおいしいです。過去に延滞やデフォルトも生じていません。自分はこのファンドに投資しています。

 

不動産バイヤーズローンファンド

オーダーメイド型ローンファンドで、HPには、”SBISL不動産バイヤーズローンファンドは、「不動産の売買等を行う事業者」向けの貸付事業で運用するファンドです。本ファンドシリーズでは、貸付けに際して転売用不動産に抵当権を設定します。各ファンドについて、担保余力評価総額に対する融資割合は、原則として80%未満です。”とあります。予定年間利回りは6.5~9.0%と高めですが、残念ながら過去に何件かデフォルトが起きています。しかし「延滞が発生したらすぐに担保の競売申立てを行いながら、他の回収手段を探っていく」という対応ができています。不幸にしてデフォルトが生じても、このような対応が出来るSBIソーシャルレンディングは信頼できる事業者と言えるかもしれません。

 

不動産ディべロッパーズローンファンド

オーダーメイド型ローンファンドで、HPには、”「土地や建物を取得し、不動産の開発等を行う事業者」向けの貸付事業で運用するファンドです。本ファンドでは、「今後建築する予定の建物を用いて、不動産賃貸業その他の事業を予定している事業者」への貸付けを行います。”とあります。先の不動産バイヤーズローンファンドは不動産の売買等を行う事業者向け、こちらは不動産の開発等を行う事業者向けのファンドになります。過去には予定年利が10%のファンドもありましたが、最近募集分は7.0%になっています。過去に延滞はデフォルトは生じていません。

 

カンボジア技能実習生支援ローンファンド

HPには、”カンボジアの未来を担う人々に、日本で技術・技能・知識を学ぶ機会を提供し、「ソーシャルリターン」の創造を目指すことを目的としています” とあります。しかしTVで「外国人実習生の失踪急増」というニュースはよく見ますよね。カンボジア人の失踪率は2017年上半期調べで 3.3% もあるそうです。

このファンドは日本で働くカンボジア人技能実習生個人向けに貸付を行う形となっていますので、失踪されると回収できませんね。そのため、予定年間利回りが10%と高金利の代わりに、リスクも高く、頻繁に返済延滞が生じておりロールオーバーする可能性が非常に高くなっています。ちょっと、手を出すのは怖いですね。

 

メガソーラーブリッジローンファンド

HPには、”太陽光発電事業者向けの貸付事業で運用するファンドであり、玄海インベストメントアドバイザーと協業して組成する「かけはし」シリーズのファンドです。本ファンドシリーズでは、投資家の皆様よりご出資いただいた資金が、再生可能エネルギーの普及・拡大や社会全体の環境負荷低減への貢献による現在から未来への架け橋として有効活用されるべく、願いを込めております。” とあります。予定年間利回りが7.0~9.0%と高金利ですが、過去に返済延滞やデフォルトは生じていません。

 

不動産担保ローン事業者ファンドPlus24号の実績

申しこみ時の運用予定は下表のようになっています。

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4月までの実績は、

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実績が微妙に予定より少ないですね。最終的には、きっちり合うんでしょうか?あと、元本は最終回(2020年1月)に返済される予定だと思っていたんですが、毎月分割で返済されています。

このまま様子を見ることにします。

 

ではでは。

 

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