中年もっくんの投資と闘病の話

病気に負けず勤勉・倹約・投資をモットーに豊かな生活を目指すブログ

腎不全患者が風邪をひいた時の苦労話

こんにちは、中年もっくんです。

 

久しぶりの記事になります。風邪で寝込んでいました。

 

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腎不全を患っていると、体の中の老廃物が蓄積し、その状態では、免疫細胞が正常に働かず、免疫力が低下し、感染症に対し弱くなります。風邪などにかかりやすく、また治りにくくなり、下手をすると重症化して入院治療になります。

 

日ごろから感染症には注意していて、外出時にはマスク必須。帰宅後は手洗いとうがいを欠かしません。でも、風邪をひいてしまいしました。看護師さんの話では、今は咳の風邪が流行っているみたい。

 

今回は、腎不全患者が風邪をひいた時の苦労話を記事にしたいと思います。

 

0日目:夜寝苦しかったので今シーズン初のエアコン作動。涼しいぃぃ~。今思えば、これがトリガーだったかも。

 

1日目:朝起きたらのどが痛い。エアコン付けて寝たので乾燥してたのかな?朝は念入りにうがい。うがい薬は使わず、水道水のみです。

この日は日帰り出張でした。猛暑の中、駅から現場に。徒歩10分ぐらい。

なんか、どんどんしんどくなる。帰りの電車ではぐったり。自宅の最寄りの駅まで妻に車で迎えに来てもらいました。体温は36.8℃、平熱より少し高め。その日は葛根湯をのんで寝ました。

 

※腎機能が低下すると、電解質の1つであるカリウムの排泄も減少します。血中のカリウム濃度が高くなりすぎると非常に危険で、不整脈が起きたり、最悪心臓が止まることさえあります。 漢方薬の成分は主に植物を原料にしているので、多くの場合カリウムが含まれています。厳密なカリウムのコントロールを要求される患者には要注意。自分の場合は幸いにも血中カリウム濃度は高くないので、大丈夫。多少の生野菜も食べています。

 

2日目:朝起きたらのどが痛い。咳も出る。体温37.2℃。これは風邪ひいたな。今週はそんなに忙しくないので仕事は休もう。うん休もう。会社に連絡して、二度寝。

昼ごろめざめる。昼食は温かいうどんを作ってもらいました。普通のうどん玉は塩分が高いので(1玉 200gで0.6g)、無塩うどんを使っています。スープも飲み干したいところですが、2口ぐらいで我慢。

 

※腎不全患者はいろんな制限がありますが、塩分制限は重要です。食塩6g/日以下が目標です。塩分を摂りすぎるとのどが渇き、水分摂取量が増えてしまします。

 

夕方から透析クリニックへ。看護師さんに状況説明。看護師「風邪かもしれませんね、何か薬を出しましょうか?」自分「とりあえず葛根湯があるので、それ飲んで様子見てみます」。透析中に結構咳が出ていました。

 

3日目:まだのどが痛い。咳がひどくなった感じ。体温37.3℃。今日も仕事を休もう。昼は卵雑炊をいただきました。寝てると寝汗をかきます。

 

※健常者ならポカリなどで積極的に水分を補給しますが、透析患者はほぼ無尿なので、水分制限があります。摂取した分は透析で除水します。水分を摂り過ぎると、透析時の除水量が増え、血圧低下や足がつったりします。除水しきれないと、血圧が上がり、心臓に負担がかかります。透析患者の死亡原因の1位は心不全です。水分制限をきちんと守らないと余命が短くなります。

 

4日目(土曜日):咳が続いています。体温37.8℃、結構あがってきました。昼食後は透析クリニックに。透析中に体温が38.2℃にまであがりました。担当医の回診の時に薬を処方してもらいました。抗生物質クラリシッド200mgと咳止めメジコン15mgです。

帰宅して夕食に湯豆腐を頂いて、薬を飲んで横になりました。

 

※腎不全患者はリン制限もあります。血液中にリンが増加すると、カルシウムと結合して体のいろいろな所に沈着します。血管に沈着すると動脈硬化を悪化させ、高リン血症が長びくと、増加した副甲状腺ホルモンが骨を溶かすようになり、骨粗しょう症になります。リンは加工食品、乳製品、肉類に多いです。めんどくさいから、即席めんで済ますとかはご法度です。肉食ってスタミナ回復っていうのも難しいです。

 

夜中に体温が38.9度まであがりました。寒気がします。少し前にもらったカロナール(熱を下げたり、痛みをやわらげる薬です)を飲みました。汗がたくさん出て、熱が下がりました。

 

5日目:朝起きると体温は37.1度まで下がっていました。痰もたくさん出ました。体内での戦いが終わったようです。長い戦いでした。TVを見る元気も出てきたので、Amazon プライム・ビデオを布団の中で見てました。 昼は野菜スープを頂きましとた。スープには野菜のカリウムが溶け出してるので、飲む量は控えめに。

 

翌日から仕事に復帰しました。マスクは着用していましたが、げほげほ咳き込むので、周りの目が気になりました。

 

以上、闘病日記でした。

若くて元気な人は、ぱっと熱が出て、さっと熱が引いて、2日ぐらいで復活すると思いますが、上記の通り、なかなか熱が出切らなくて長引いてしまいました。食事制限もあるので、どうやって栄養摂るかも悩みの種です。

一度風邪をひいてしますと厄介なので、帰宅後の手洗いとうがいをもっと丹念にしようと思います。

 

ではでは。