中年もっくんの投資と闘病の話

病気に負けず勤勉・倹約・投資をモットーに豊かな生活を目指すブログ

お金の大学 両@リべ大学長 を読んでみました。

こんにちは、中年もっくんです。

 

前から気になっていた本、”お金の大学” 両@リべ大学長 を購入したので、簡単なレビューをお送りします。

 

f:id:mokkum:20200726105605p:plain

 

人生を豊かにする生き方・考え方・お金の知識を学べるチャンネル-リベラルツアー大学というYouTubeチャンネルを開設している両学長の初執筆本です。

 

本書では、一生お金に困らない5つの力

①貯める(支出を減らす力、支出を減らして貯蓄を増やそう)

②稼ぐ(収入を増やす力、稼ぎを増やして蓄財ペースを上げよう)

③増やす(資産を増やす力、貯蓄を投資にまわして資産運用しましょう)

④守る(資産を減らさない力、形成した資産を守ろう)

⑤使う(人生を人生を豊かにすることにお金をつかおう)

これらについて解説してあります。

 

ボリューム的には、①貯めるについての記載が本書の半分を占めます。④守る、⑤使うに関しては、コラム形式になっていて、数ページのみになります。

 

①貯めるの章では、固定費の見直しや三大出費(保険、家、車)の必要性、あと税金に関しての解説になっています。

 

②稼ぐの章では、転職や副業の話です。

 

③増やすの章では、株式投資(インデックス投資)や不動産投資の話です。

 

④守るの章では、人生でのリスク(詐欺、盗難、被災、浪費、インフレ)に関する話です。

 

⑤使うの章では、良いお金の使い方(プレゼント、豊かな浪費、自己投資、時間を買う)事について両学長の持論が書かれてあります。

 

本書は全ページがカラーでイラストが多く、表現も易しいので、簡単に読み進めることができます。 中学生でも読めるのではないでしょうか。

各章とも内容はそんなに濃くありません。節約や副業や投資に関する書籍は他にもたくさんあり、そちらの方がより詳細な解説があります。自分も新たに得られた知識は少なかったです。

実際に節約・倹約に励んでいる方、個人事業主や個人投資家の方たちには物足りない内容だと思います。

 

しかしマネーリテラシー(お金の知識を持ち、それをうまく活用する能力)が低いと言われる日本人がお金に興味を持つ第一歩としては、ちょうどいいボリュームだと思います。

本書がターゲットとしている読者は、これからお金の勉強を始めようとしている人たちだと思います。

自分は息子にお金の話をしていますが、説明が難しくなりがちです。本書のような広く浅くの内容はちょうど息子向け。息子に手渡しして読んでもらおうと思っています。

 

日本人はお金に関してネガティブなイメージが強く、お金儲けの話をすると、意地汚いとか、こいつ詐欺師か、なんて思われるのではないでしょうか。

 

日本全体の平均年収は420万円、年収中央値は350~360万円程度と言われており、ここ15年間は手取り収入は減り続けています。

 

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2019年)」によると、

単身世代で60歳代の平均貯蓄額は1,335万円、中央値は300万円。

二人以上世帯で60歳代の平均貯蓄額は1,635万円、中央値は650万円。

金融資産のない世帯の割合は、60歳代で、単身世帯は29.8%、二人以上世帯でも23.7%もあるそうです。1/4~1/3の日本人は金融資産ゼロなんです。

 

そこにきて、老後の2000万円問題。「年金よこせー」、「金よこせー」ってデモに参加している場合ではありません。って、そんなデモに参加している人達は既に手遅れですね。

 

日本の将来は決して明るいもんではありません。「お金のことはわからん」「今さら勉強なんてムリ」「政府がなんとかしてくれるじゃろ」なんて考えでは老後破産へまっしぐら。そんなことにならないようにお金の勉強をやりましょう。

 

本書の著者である両学長の名言に「今日が人生で一番若い日」というのがあります。今からでも間に合います。本書でお金の勉強を始めてはいかがでしょうか?

 

ではでは。