こんにちは、中年もっくんです。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー（インデックス投資実践記）というブログを運営されている水瀬ケンイチ氏が執筆された「お金は寝かせて増やしなさい」というインデックス投資の本があります。Kindle版が50%OFFだったのでポチりました。
本書はインデックス投資（世界中に分散したインデックスファンドを積み立てて投資して長期保有すること）について、そのメリット、実践法、おすすめ金融機関、著者の15年の実践記、出口戦略が紹介されています。
今の時代、インデックス投資家のブログはたくさんあり、本書の情報も、それらブログから得られるものと変わりません。ブログをコマめに周回している人には、本書から得られる情報は少ないと思います。
しかし、これから投資を始める人にとっては、素人が勝つための方法が一冊にまとまっているので、まずは購入すべき本の一つだと思います。親戚が投資未経験ですが、投資を始めたいと言ってきたら、本書をお勧めすると思います。
投資未経験の人は「投資は怖い」「運用が難しそう」「投資するお金が無い」と思っている人が多いと思います。
「投資が怖い」こういう人は投資=投機だと思っているに違いない。FXで大儲けした、大損した、という情報が流れていますから、それを聞くと確かに怖い。でもこれって、投機であって投資ではないです。本書で指南されている素人が負けない投資を実践すれば、それほどリスクは高くないです。
「運用が難しそう」こういう人は投資=四六時中PC画面にかぶりつかないといけないと思っている。ディスプレイを何台も使ってデイトレードしている姿がTVでも放映されています。それを見ると、確かに素人には無理そうですよね。でも、多くの投資家はそんなことやっていません。本書の名前「お金は寝かせて増やしなさい」の通り、本書のインデック投資というのは、証券会社の自動積み立てを設定した後は、ほったらかしでいいです。
「投資するお金が無い」こういう人は、まず浪費のし過ぎ。複利の効果を知らないので、投資がどれだけ自分を裕福にしてくれるのか知らない。だから投資に興味が無く、お金を投資ではなくて浪費にまわしてしまう。本書で紹介している投資信託は、少額（証券会社によっては100円）から積み立てできます。浪費を押さえたら毎月10,000円ぐらいの積み立てはできるんじゃないでしょうか。
こんな感じで、投資未経験者や投資アレルギーの人は一度本書を読むのもいいかもしれませんね。本書以外にも、右のお勧め書籍もいいですよ。
第五章に「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」というのがあるんですが、「わかるわかる」と苦笑しながら読み入りました。
あと、全４話のコミックが載っていますが、ボリュームが少ないので、存在意義を感じません。もうちょっとボリュームがあると良かったです。本書の趣旨が「マンガでわかる・・・」ではないのでしょうが、コミックが多い方が敷居が低いと思います。
ではでは。
