中年もっくんの投資と闘病の話

病気に負けず勤勉・倹約・投資をモットーに豊かな生活を目指すブログ

賃貸派ですが、もし家を買うなら立地条件は大事ですよね。

こんにちは、中年もっくんです。

 

今回は自分の身近な持ち家と投資の話です。

 

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【ケース1:持ち家は資産】

自分より少し年上で、毎日定時退社、あまり出世は出来ていない人がいます。奥さんは薬剤師で、世帯年収はかなり高いと思われ、仕事よりも別に生きがいがあるのだと思います。毎朝5時に起きて、ランニングしているそうです。一緒に海外出張に行ったことがあるんですが、そこでも朝から走っておられました。

その人は、快速電車が止まるJR駅に隣接しているマンションの一室を所有されています。マンションの一階はスーパーが入っており、近隣には商業施設があります。

その人曰く、頻繁に「家を売りませんか」というチラシがポストに入っているそうです。やはり、駅に隣接したマンションは需要が高いのですね。 こういうケースだと持ち家は資産として勘定できますね。

 

【ケース2:そんな家を買わなくても・・・】

通勤路に細い道があって、その道は抜け道として使われているので、狭いわりに交通量が多いです。踏切も近く、朝は車が並んでします。大き目の車が通ると、すれ違うのも難しそうです。そんな道の脇に数年前に十件ぐらいの家が建ちました。狭い敷地に三階建ての家です。

それらの家には若い家族が多くて、毎朝、子供が学校に行くのを家の前で見送っています。でも、道が狭いので、子供たちは隣接している家に接触するぐらいの位置を歩いています。それでも、そのすぐ脇を車が通ります。傍から見ていても緊張感があります。小さい子供がいるのに、 どうしてそんな立地の家を買ったのか不思議で仕方ありません。 子供たちは家の近くで遊ぶこともできません。そんなに持ち家がいいのでしょうか??

 

社内にも就職して数年で家を建てた若い子がいます。なんでそんなに焦って家を買うのでしょうか? 家を買うのが当然。賃貸料で家が持てる。という考えなんでしょうか? その子は頑張って繰り上げ返済をやっているそうです。 でも、貯金は少なく投資に回せるお金はゼロ。

 

借入金3,000万円を30年ローンで返済すると、返済額は毎月10万円ぐらいになるのではないでしょうか(ボーナス月の加算に依りますかね)。固定資産税もかかるし、新築に合わせて家具を揃えるなどの浪費も発生しますよね。

 

アメリカの代表的な株価指数であるS&P500の過去30年の運用成績は9.89%です。30年前にその年利で毎月10万円を運用した人は2億円になっています! ローン返済の10万円の代わりに、8万円の賃貸に住み、残り2万円をこの金利で運用出来たら30年後には4,000万円の資産が築けます。これは極端な話ですが(でも現実です)、" 賃貸料で家が持てる" と考える人は投資の世界を知らな人たちだと思います。ローンの返済に追われて現金資産が少ないと、アベノミクスとかの絶好の投資の波に乗れません。

 

一般的には、持ち家は庶民の夢。家を所有して一人前ということなんでしょうね。 ケース1のような物件だと購入の意味もあるとは思いますが、ケース2のような物件は購入するに値しません。 個人投資家の割合は統計にもよりますが、1~2割以下のようです。金融庁は投資を広げる施策をいろいろ打ち出していますが、最近は、老後2,000万円問題で、政府も、マスコミも、庶民もあの大騒ぎ。最近は配当性向を高めている会社も多く、投資信託の手数料も安くなり、 投資環境はずいぶん良くなったと思うんですけどね。あの経済評論家の ”投資なんかおやめなさい” という言葉を自分では勉強せずにそのまま受け止めてるんですかね。

お金の問題に限らず知識武装は必要です。知らないと損する、知っている人は得する世の中です。思考を止めてはいけません。自分も精進したいと思います。

 

ではでは。